PROJECT STORY
プロジェクトストーリー

光は、人がつくる

―入社1年目の営業が、

空間を照らす中心に立つ―

営業として現場の最前線に立ち、プランナーや特注、業務のメンバーと対話を重ねながら、空間にふさわしい光のかたちを探していく。入社1年目で新規のシェアオフィスの照明プロジェクトを任された宇佐美は、向き合う姿勢で経験不足を補っていきました。遠藤照明には「やりたい」と手を挙げた人が前に出られる環境があります。若手が空間づくりの中心に立てる理由を、プロジェクトチームの言葉から紐解いていきます。

PROJECT MEMBER

  • 宇佐美 英寿
    営業本部 東京営業統括部 東京商環境営業部 商環境営業1課

    お客様に最も近い立場で、指定された案件を受注から納品まで確実に進める販売専任。商流を整え、プロジェクトを前へ動かす役割。

  • 前島 琴美
    営業本部 東京営業統括部 東京業務部 業務2課

    営業を支える業務担当。納期調整や仕様書類の作成など、情報とスケジュールを整え、案件を止めないよう裏側から支える。

  • 江幡 育子
    営業本部 環境ソリューション統括部 建築環境ソリューション部 建築環境照明設計課

    空間の使われ方を踏まえて照明を計画するプランナー。お客様と対話しながら、最適な光環境を設計する。

  • 立野 雅人
    特注部 東京特注部

    特注照明の設計を担当。要望と安全性・製造性のバランスをとりながら、既製品では実現できない照明を形にする。

Section 01
空間の“意図”に
寄り添う提案を。

――このシェアオフィスのプロジェクトはどのように進んでいったのでしょうか。

宇佐美 照明の営業は「提案する人」と「販売調整する人」が分かれていることが多いのですが、このプロジェクトでは、提案から見積、価格交渉、納期調整、発注、現場対応まで、一連の流れを自分で担当しました。スタートは、お客様の空間イメージをできるだけ言語化していくところからでした。「落ち着きたい場面と、動きが生まれる場面のメリハリをつけたい」という話があって、「光のトーンを変えていくのはどうか」といった方向に整理していきました。

――宇佐美さんは当時入社1年目ということで、先輩社員の皆さんはその仕事ぶりをどのように見ていましたか?

立野 宇佐美くんは新入社員研修のときから知っているんですが、最初はものづくりに特別な興味があるという印象はなかったんです(笑)。なので今回、特注の相談があったときは、正直嬉しかったですね。特注は、社内外の関係者と細かいやり取りを重ねながら進めていくので、手間もリスクもある分、1年目だと尻込みする人が多いんです。でも、宇佐美くんは自分から踏み込んできた。お客様に対して責任を持とうとしている姿勢が伝わってきました。

江幡 宇佐美さんはメールのやりとりを見ていても、すごく丁寧で、真摯に対応しているなと感じました。こちらから図面で確認してほしいことをお願いしたときも、レスポンスがとても早かった。そのおかげで私も進めやすかったですし、お客様側にも“ちゃんと向き合っている”という印象が伝わっていたと思います。そういう積み重ねが信頼につながっていくんだろうなと感じました。

前島 設計内容や特注品の仕様が決まってくると、生産納期の問題がでてきます。宇佐美くんは、そのタイミングでかならず情報を共有してくれるので、私としても早めに生産部署にスケジュールの確認ができました。営業と業務が並走できていると、スムーズに納品ができるので助かります。

Section 02
前例のない仕様を、
チームでかたちにする。

――今回の案件で、特に難しかった部分はどこでしたか?

宇佐美 今回の案件には、大きく2つの要望がありました。ひとつは特注器具の要望です。既製品カタログには「天窓風照明」の複数灯タイプが載っていたのですが、今回は社内でも前例がない1灯用仕様を採用したいという要望がありました。立野さんや江幡さんと相談しながら、構造や取り付け方法、安全面もイチから検討して形にしました。
もうひとつは「電車の路線カラーを空間に取り入れたい」という要望です。立地にちなんで、山手線・総武線などの色味を空間全体に反映したい、という話があって。色・明るさを変えることができる照明器具とスケジュール機能を持つ無線のシステム制御を用いて、光の演出でその要素を取り入れました。

江幡 特注の天窓風照明については、実際に3Dで立ち上げて、テーブル面がどのくらいの明るさになるかを検証しました。見た目の印象だけではなく、機能面もしっかり担保できるように調整しました。プラレールが天井近くを走る仕掛けがあったので、「どこにどのように通るのか」「その動きや色に照明をどう合わせるか」など、宇佐美さんと細かくすり合わせを繰り返していったという感じです。

立野 特注の照明は、ただ形にできるかどうかだけでなく、安全に取り付けられるか、長く使えるか、メンテナンスできるかなど、見えない部分の検討が多くなります。今回の「天窓風照明」も、天井裏のスペースや器具の重量、放熱、配線など、条件をひとつずつ確認していきました。宇佐美くんは、私が説明した内容を「なぜそうなるのか」まで理解したうえでお客様に共有していました。営業が背景を理解していると、提案にも納得感が生まれますし、判断も早くなります。

宇佐美 そうですね。知識がまだ浅かったので、最初は“何ができて、何ができないか”を自分だけで判断できないことも多かったんです。疑問があれば一度持ち帰って、専任部署に相談しながら、確信のある状態でお客様に返事をするようにしました。

前島 業務としては、生産リードタイムを考慮した納期調整が難しかったですが、仕様が固まる前から情報を共有してもらえていたので、代理店や施工側との調整に余裕がありました。今回は、まだ決まっていないところも含めて共有されていたことが大きかったです。遠藤照明は社歴に関係なく、「手を挙げた人に任せてくれる」会社だと思いますね。そのうえで、困ったときには助けられる環境がある。任せることとフォローが同時に存在している組織だと思います。

宇佐美 若手でも、自分の提案がそのまま案件になることが普通にあります。もちろん責任はありますけど、そのぶん成長も早い。営業の仕事は「最後まで面倒を見る役割」だと思っています。うまく収まったときに、「これは自分がいたから成立した」と実感できる瞬間があるんです。それは素直に嬉しいです。照明や建築の知識は入社してから身につくので、最初から詳しい必要はないですし、それよりも「相手と向き合えるかどうか」のほうが大事だと感じています。

Section 03
光は実体がないからこそ、
難しくておもしろい。

――光を扱う上で感じる難しさやおもしろさについて教えてください。

宇佐美 光って実体がないから、提案の時点では「こうなるはず」とイメージしながら進めるしかない。でも、工事中の現場に灯りの要素が加わった瞬間に「あ、このプランニングでよかったな」と思うことが多いんです。内装の素材や色ってもちろん大事なんですけど、照明が空間の決定打になることも多いので。本案件ではメーカーの自己満足じゃなくて、相手の意図に寄り添えたという感覚もあります。

前島 私は現場に行かないので、自分が納めた照明が実際にどう見えるのか、自分の目で確かめられないのが難しいところだと思っています。画面上の品番や寸法だけでは、正直イメージが追いつかないことが多くて。でも、完成後の現場写真を共有してもらったりすることで、自分が納品したものが空間づくりにどう生かされているのかを知ることができて、やりがいにもつながります。最近は、街中やお店に行ったときに、自然と照明を見るようになりました。「この光、遠藤照明っぽいな」と気づける瞬間が増えると、仕事と生活がつながった感じがして、サポートする立場でも、光に関わっている実感はあります。

江幡 設計者様として描いている空間のイメージを、照明でどう表現していくのかがおもしろい点です。同じ明るさでも、光のボリュームや抑揚で空間全体の印象が変わりますし、そこに集まる人の気持ちや感覚にも作用します。図面上で成立していても、実際に明かりを灯したときに違うということもあるので、照度計算や検証を重ねながら、機能と心地よさがちょうど良く交差するポイントを探していきます。光で少しの変化を加えるだけで、印象的な空間や心地よさをつくれる。そういった人の心にもプラスの変化を生み出せることが一番のやりがいかもしれません。

立野 私は器具そのものをつくる側なので、光というより光をつくる道具をどう形にするか、というところで向き合っています。特注品は、ただ形にすればいいわけじゃなくて、“安全に取り付けられるか”“長期利用に耐えられるか”“施工現場で困らないか”まで考える必要があります。手間はかかりますし、関わる人も多い。でも、現場に収まって、お客様が喜んでくださると、それが全部報われるんですよね。照明器具はまだまだ手仕事が多い世界です。自動化できない工程が残っているからこそ、携わる人の技術や考え方が光に表れる。人がつくった光に手応えを感じられるところが、この仕事のおもしろさだと思います。

Section 04
それぞれの中にある“光”。

――みなさんは今後、どんな仕事に挑戦していきたいですか?

前島 私の仕事は社内での調整が中心ですけど、メールや電話だけじゃなくて、実際にお客さんのところへ行って、関係づくりができるようになりたいと思っています。この仕事は、ただ在庫を動かすだけじゃなくて、営業さんや代理店さんとこまめにコミュニケーションを取りながら進めるものなので、人と関わることが好きな人に向いているかもしれません。自分から動ける人ならば、すごくやりがいがあると思います。

江幡 いろいろな物件に携わっていきたいです。照明って、ジャンルや物件ごとに空間のコンセプトや集う人も変わるので正解がないんです。経験を広げれば広げるほど、提案できる幅も増えていくんですよね。照明設計は一人で完結する仕事ではなくて、設計者様はじめ社内外のいろいろな人とチームで空間をつくる仕事です。だから、空間づくりが好きな人、協力しながら形にしていくことが楽しい人に向いていると思います。決まった答えがない分、自分で考え続けたい人にもすごく合う仕事です。

立野 長く街に残るような建築物で、シンボルになる照明器具を手がけたいと思っています。実際、街中で自分が関わった仕事に気づける瞬間って、すごく誇らしいんです。特注設計は、ものづくりが好きな人には本当に向いています。照明器具って、いまでも手でつくる工程が多くて、自動化できない部分が残っているんですね。最初は「照明ちょっといいかも」くらいの気持ちで大丈夫ですし、関わっていくなかで、自然とおもしろさがわかっていく仕事だと思います。

宇佐美 照明や建築は、世の中の時流に影響を受けやすい業界です。LEDが急速に普及した時期があったり、発注フローや図面管理が紙からデータへと移り変わったり、コロナ禍で働く環境が大きく変わったりなど、仕事の前提が大きく変化してきました。そうした変化を柔軟にキャッチしていけるのは、いまの感覚を持っている若手の強みだと思います。新しいものを吸収して提案に活かし、それをそのまま付加価値にできる一面もある仕事です。
もし、すべての業務内容が規定のフロー通りに済ませられるのであれば、営業職は必要ないというか。発注して、納期を確認して、納品をするだけならば、極端な話、営業担当がいなくても成立する。でも、実際の案件では「このままだと後で困りそうだな」「これは先に特注に相談しよう」といったポイントを感じとれるかどうか。そして、その感じ取ったポイントを周りとコミュニケーションをとりながら進めていくことが大切です。人とのつながりに価値を感じられる人には、遠藤照明の営業職を薦めたいですね。

ショールームにある天窓風照明。お客様を実際に案内したことをきっかけに、特注の天窓風照明の採用が決まった。

納入事例

LIFORK秋葉原

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募集要項

魅力ある製品とサービスを創造し、新たな課題に挑戦しながら、
私たちとともに成長できる仲間を心よりお待ちしています。